:48 「明日なる夢」

最終乃巻 「出会った時、屋久島の朝日を一緒に見たの覚えてるか?」

というわけで、響鬼も今週で最終回です。 本編以上に周りの雑音がウザ過ぎてあまり作品に集中できる状態じゃないまま、最終回を迎える形になっちゃったのは残念かなあ。 うん、響鬼は一言でいってしまうと「残念」な作品でした。 改めてそう思う。 「失敗」とか「惜しい」とはちょっと違うニュアンスですかね。 言いようが難しいんですが。 これは前後半通しての印象。

オロチ、その顛末
顛末が語られないのは、それほど気になるものではないのですが(見たかったけど)、やはり雑魚相手ばっかりだったのはちょっと爽快感に欠けますねえ。 魔化魍いっぱいより、劇場版のオロチが出てくるほうが大ボスらしくて盛り上がったと思うんだが、そういうのはNGなんでしょうか。
エピローグで新魔化魍出すんだったら、大ボスが欲しかったのは本音。
でも、響鬼が大地を響かせてる間にオロチと戦えるのは轟鬼と威吹鬼だけなのか。 うむむ。

一年後
鬼の道を辞め、医学の道に進み始めた明日夢くん。 一年で数学100点など、そういえば番組開始当初はそれなりに頭良かったという設定思い出した。 母子家庭で医大志望ってコトは奨学金を当てにしないといけないだろうし、結構大変だなあ。
同様にあきらは福祉関係志望と、各々「自分で出来る人助け」ってのを目指してるんだねえ。

俺は物語上明日夢が響鬼の弟子になるのは「絶対必要」なことだとは思ってたけど、必ずしも「鬼になる」必要は無いと思ってました。 まあそりゃ出来ることなら鬼になっては欲しかったけど、それはあくまで願望であって、「物語上で必要なこと」では無い。
大事なのは、明日夢がヒビキと出会って、そこから何かを学ぶってことなわけで(そのプロセスとして弟子入りするのは必要。 じゃないと響鬼の人物設定がほぼ死ぬから、まあ弟子入りしてもうまく動いてなかったけど) 結果として明日夢が鬼ではなく別の道を自分で選んだと言う事には特に文句は無いです。 もうちょっとうまいやり方はあっただろうなーとは思うが。

「ひとみー」
!?Σ('A`)

病院でバイト
白衣も着てるし、てっきりインターンでアルバイトしてる(つまりもう二年ほど経過)かと思ったら、そのままバイトしてるだけなのか・・・ えーあまり病院の仕事詳しくないんですけど、さすがに医学生にもなってない高校生のバイトの子に白衣きせていいもんなんじゃろか?
あんまし病院行かないから良くわからんのですがね・・・

ヒビキさん空気読めてない
久しぶりに見た変なおっさんぶりにお茶吹いた。 最近は厳しい師匠の顔ばっかりだったから、なつかしいものがあるな。 いや、校門前で明日夢くん待ち伏せしてたりとか、昔から変なおっさんだったよ、この人。 対する明日夢君は「思い出」とも言い切ってしまった相手なだけにすげえ微妙な表情だ。 というか結構厳しめな事言われて(明日夢的には呆られたと思ってたんだろう)決別した人が、そういうそぶりを一切見せずに昔のように接して来るんだからなあ(笑

明日夢君はどこで勉強してたのだろう・・・
川かと思ったら海っぽかった(笑 京介に連絡してすぐ着たように見えたけど、日差しが夕暮れになってたからそれなりに時間はたってるっぽい(それでも相当無理はあるんだけどね)
それにしても、ヒビキさんのキャンプって凱火とテントしかないんだけど、二人乗りできない凱火で京介はどうやって現場に向かってるのか気になる。 走ってるのかなあ・・・走ってるんだろうなあ。 自分用の荷物背負って来てたもんなあ。

さらわれるもっちー
わざわざ街中まで主張してくる魔化魍萌え。 あいつアホだろ。
と思ったけど、実はあれ新種の童子なんじゃないかと思う(鎧や乱れのバリエーション。 眼鏡が言ってた分身はクグツ以上) 普通に倒されたし(いやもうこの辺の定義はかなり曖昧になってはいるんだが) さらわれ属性はもっと早くに欲しかったね、もっちー。

京介変身
変身することが鬼というわけじゃないので、一年で変身は早いのかどうかは不明(ヒビキさんのコメントによれば相当に早いと思う) 意外にも鬼の素養はあったのか京介。
根性は・・・根性はあるとは思えんが・・・ あれでも賞とかいっぱいとってるわけで、才能以上に努力はしてる人間だと思うんよね、画面にほとんど出てないけど(笑
変身した姿は響鬼に近い白い鬼。 音撃鼓と音撃棒をすでに装備してるのはちょっとどうかと思った(ほら、あれって免許皆伝でもらえるものだし) 戦闘で使わないんだったらブランクのバックルにしてほしかったかな。
変身したときBGMが「はじまりの君」だったのはこの曲は京介のための曲だったんだねえ。

眼鏡さん襲撃
オロチ以外では普通に襲うんだよなあ。 別に彼らの目的は鬼の味方と言うわけでもないらしい。 この後この二人すらもクグツに過ぎないという事が明かされるわけだけど、こいつらって実は単なる介入者なんだろうか。 明確な目的は無くて、鬼と魔化魍の戦いに介入するのが目的の存在(なので鬼肩入れはしないし、人類を滅ぼしかねないオロチも迎合しない)
あまり明確な答えがもらえなかったのは、ちょっと不満ではあるかな。

明日夢と京介仲直り〜♪
ここに来てようやくお互いの呼び名が「明日夢」「京介」になったんだよなあ。 こういうのはもう少し早く見たかった。 最終回全体的にいえるんだけど、新展開続々で続きが見たくなる構成で結構好きなんだけど、これが35話くらいで残りワンクール第二世代の話でも良かったような。 前半後半結構無駄な話があったんだから、その辺サクサク省いて話どんどん進めてればもっと面白くなったかもしれないのに。 轟鬼登場編のすぐ後に京介が出てきてたら、友情描写とかもっとやれそうだったのにねえ。 あと鰹とかも省いてさ(笑

vsムカデ
明日夢君は何しにいったんだろう・・・ そして「明日夢!」と声をかけることなく、気を取られたムカデの背後から明日夢もろとも鬼神覚声をかます響鬼さんマジ外道。

ヒビキさん弟子離れしようよ。
テレ朝インタビューによるとこの辺は現場で変えたそうな。 元の状態は知らないのでなんとも言えないんだけど、明日夢くんが鬼にはならないといってるので、無理に弟子云々の話にしなくてもいいような気がした(その辺は明日夢君の考えのほうが納得できる) まあもはや詮無きことだが。

物語の性質上、終着点とはならないのは初めからわかってたので、紆余曲折しまくりだったものの響鬼らしい終わり方だったんじゃないかなあと。 出来ることならもっと明日夢くんが鬼の道にもっと早く触れるなりして意識改革が起こり、そのことがヒビキさんにも影響するような、お互いがお互いに影響しあう姿を見たかった。
種運命の時と違って、不満点はあるが、これにさし変わるような展開を特に望みもしないわけで、コレはコレでよかったんじゃないかな。

後半の製作陣はホント大変だったろうなあ。 なにやっても非難は避けられないんだから。

細かいところや画面作りに優れていたが話が進まなかった前半と
話が展開するようになったが、その他が目に見えて荒くなっていった後半
双方、面白さの意味合いが違うのでどっちが良いと言うのは無いんだけど(個人的にはどっちも良い所はあるのでどっちも好きだけど) もうちょっと歩み寄る状態にして欲しかったと言うか。 正解の形は見えてるのにそれが実践されなかったのは残念ですねえ。

といっても30話以降の「路線変更」ってのはさほど感じてなかったりもするんだけど。 最後まで根底にあったヒビキと少年の物語ではあったわけだし。 流石に鰹はちょっとやばかったけど、朱鬼編以降テーマ性もしっかりしてきたので普通に面白かったと思う。

以上、ホントはいろいろまとめたいところだがほぼ駄目だし(比率は前後半同率)になるのでやめておこう。 そんなところで来週からカブトです。 「親父!いつもの!」って感じで期待しています(笑

しかし、提供バックの映像は響鬼で余韻に浸せて欲しかった。 バンダイに続き東映も鬼か。


:47 「語る背中」

四十七乃巻 「自分の生きる道を決められない奴に、何の人助けが出来るんだ」

イブキの太鼓修行
トドロキを鍛えていたときに比べ、随分指導がちゃんとしてるような(笑 ヒビキさんには師匠がいなかったと言うことで、あのときの指導の下手さの理由がハッキリしたわけで、最近は弟子二人抱えてるので、指導の仕方というものがわかってきたのかな。

VSアリ
音撃棒装備で、バックルが鳴風って、どうやって倒すつもりだったんだろう('A`)
これは誰が間抜けなのかかなり気になる。 現場ですかそうですか。

アリは太鼓の鬼が倒すのがセオリーなので実戦にはもってこいだったのかな。
響鬼が以前アリと対決したときは、鍛えなおした直後もあってか一撃で足を破壊していたわけで、そういうプロセスを踏まずに棒を振るってただけの威吹鬼の迷走っプリには涙が。 轟鬼の足を切り倒してから音撃に入ると言うのは正しい倒し方ですね。

生意気な幼女
平成ライダーでは子役が生意気なのは絶対的な決まりごとなのだろうか。
まあそれはともかくとして、達観してるなあこの子。

生身でファイト!
正直ヒビキさんの奇行は理解しがたいところがあったんだが、自身の特訓がメインなら判る気がする。 つうか最近の魔化魍って戦闘員以下の扱いよね('A`)
ヒビキが変身せずに烈火剣を発動させ、バケネコを葬れたのは烈火剣も音撃の一種だったからだと思う(装甲声刃の一撃も同種) っつーのも音撃の定義ってのがすごく曖昧。 音撃鼓を使った攻撃だけが音撃では無い(あれは増幅器にすぎないのは説明済み)。 ヨブコの音撃バリアーを見るに鬼の攻撃そのものが音撃ともいえるわけで、それなら棒でぶっ叩いて足を破壊したり、斬るだけで倒せるのもわかる。

なんせ、童子と姫を含めて魔化魍の通常兵器で攻撃したシーンが皆無なので、この辺どうとでも取れるんですよね・・・

さらりとDAを使おうとした京介
烈火剣でバケネコ倒した以上に駄目だと思ったこのカット。 なあホントに陰陽環ってなんだったのさ('A`) まああれは存在自体を無かったことにしたいアイテムなので出てこなくてもいいんだけどさ・・・出すなら出すでちゃんと活かして欲しいんですよね。

VSウブメとか、イッタンモメンとか。
数多すぎ。 鬼の戦いの歴史からも、鬼の技ってのは基本的に一対一を前提にしており、多数と戦うための戦術ではないので、轟鬼が圧倒的に不利。 例外は太鼓祭りのときだけど、あの時も効率的には相当悪かったわけで。 でもオロチで出現する魔化魍は通常のより弱いっぽいので、わりとサクサク倒せるものなのかもしれない。

消える童子と姫
自我に目覚めるのは折り込み済みじゃなかったのか・・・ ちょっとこの人たちは何だったのかわかんない。 つうか、クグツを含め、倒すべき中ボス格を鬼たちが全く倒していないと言う展開はフラストレーション溜まりまくり。 ボスキャラの不在ってのはいかんと思うよ。

後悔しない生き方
鬼になって人助けするより、自分の出来る範囲で人助けになる事を選択するのは(パネルシアターはその入り口に過ぎない) 明日夢くんが明日夢くんなりに出した結論だと思う。
ヒビキさん的にも「明日夢を鬼にしたい」と切望していた節も無く「明日夢が弟子入り志願した=今明日夢がやりたいことが鬼になること」だったので弟子にしていたわけで、ヒビキさん的には明日夢くんが本人の意思で決めたことならそれでいいとか思ってるんだろうなあ。

超える父の時と同様、明日夢君はすでに答えを出している状態でヒビキさんに相談してるので、言葉は厳しいが、ヒビキさんなりのアドバイスだと思う。 要は「人助けをしたいのなら迷うな。 自分の見出した道を進め」って言ってるわけだし。
まあ、ヒビキさんとしては寂しくもあり、うれしくもある明日夢の成長なんだろうな。

決戦前夜
君ら死亡フラグ立てるのがホント好きだな!(笑 と突っ込みたくなる。 でもまあコレが生きる希望になり、最終決戦を生き抜けるってんならそれに鼓したことは無いんだが。
それにしても「ヒビキさんに代わってもらおうか?」なんて言ってやるなカスミさん・・・ それじゃイブキが惨め過ぎるじゃんか。

ヒビキに師匠はいなかった
ああ、ヒビキさんが弟子を取らない理由ってコレなんだなあ。 「師匠から何かを受け継ぐ」って事が無かったから「誰かに受け継がせる」という風には考えなかったのか。 自分が正統派ではないといってたのもこの辺のことなんですなあ。 とそれ自体は納得なんだけど、コレは明日夢&京介の弟子入りのときにして欲しい話だった。 タイミングおかしいです井上先生。

京介大暴れ
京ちゃん明日夢と勝負してちゃんと勝ちたかったとかそんなこと考えてたっけ? うーんこの辺実はいい奴っぽく見せてるようでうまく言ってない感じ。 明日夢と京介の弟子の話って、エリートとおちこぼれのセオリーみたいな展開だったんだけどいつの間にかエリートとおちこぼれの立場が逆転してる。
京介ならライバルの脱落なんて影からほくそえんでそうなもんなんだけど、更生で考え方変わったのかねえ。
しかし、明日夢くんも京介にはつかみかかれるんだよな(笑 その辺も成長した証なのか。

今ちょっと魔化魍を見た気がしたからさ
ちょ、それ方便にしてもいい加減すぎるから! イブキの音撃棒を持って行ったけど、ヒビキさん自身自分の音撃棒持ってないわけじゃないだろうし(護衛なんだから) あの音撃棒がオロチを鎮めるための特別製とかそういう設定が欲しかったかなあ。
しかし、イブキは美味しいところ持って行かれすぎだと思う。 鬼払いといい、オロチ鎮めといい、あきらの弟子問題と言いなあ。

オロチ鎮め開始
テンション上がってきて紅になり、装甲になっていく流れはかなり好き。 装甲声刃がどこから出てきたろか気にするな。 威吹鬼、轟鬼が加わって戦闘がどんどん派手にはなるんだけど、所詮雑魚相手でドンドコやってるだけなのが微妙なところ。 というかここで関東11鬼-1が集結しないのは何故なんだ! スーツは作ってるし、魔化魍のニャンコがあれだけいっぱいいるならスーツアクターだって何とかなりそうなのに。 作っただけで終わりなのかのう・・・('A`)

次週いよいよ最終回。 予告見る分には森で戦ってるシーンや、明日夢が街でヒビキと話してたりしてるので、後日談中心にオロチは早々に終わりそうです。 明日夢。京介の行く末ってのは今回で結論出たので、あとは眼鏡とお嬢のの真相さえ明示されれば、出すべき要素はみんな出るんですよね。 平成ライダーの中では余裕持って終われそうです。

しかし、その直後に番宣はともかくとして、玩具のCMまでねじ込むバンダイは鬼。
カブトに関しては平成ライダーらしく謎めく展開が期待できそうです。予告見てわくわくしてきた。


:46-- 「極める鬼道」

四十六之巻 「今年もちゃんと生きれますようにってな」

今週の響鬼の見所は武装の変化でしょう。 イレギュラーの装備変更と言うのはかなり好みな上、こういうのを玩具で再現できると言うのがいいね。

初詣
ライダーで季節物のイベントやるのは珍しい。 放送時期の関係でクリスマスから正月ってのはもう最終決戦でそれどころじゃないですからねえ。 季節イベントが入るのは響鬼らしいのですが、オロチはいまだ進行中で、つい先日戦死者が出たこと考えると何やってんだろうなあって気もするが、そこは心も鍛えたたちばなメンバー。 って感じなんだろうか。
いやま、そうなるとおやっさんが倒れるほどだった小暮さん来襲って斬鬼戦死以上のインパクトだと言うことなっちまう。

誰か一人でもいいから今年の犠牲者が一人でも減るようにとか願って欲しかった。

ザンキさんーあけましておめでとうっすー!
自分が喪中なのでこの辺敏感なのかも知れんけど、亡くなった相手にアケオメっつーはどうなのよとか思いつつも、喪中ってのは遺族をさすわけで、亡くなった当人にアケオメってのは別段OKなんじゃろか? あまり遭遇しないケースだったのでよくわかんないや。
まあトドロキらしい弔いっぷりかもね。

いつの間にかたちばなに溶け込んでたりする京介
というよりか大人数で食事してる京介と言うのを初めて見た。 片親で母親も離れており、学校でも友達がいなさそうな京介が団欒で食事するってのは、彼にとっても結構しあわせなことなんじゃないかなあとか思う。 この辺なんか満足そうな京介のカットを入れてあげるだけで京介のキャラに深みも入るし印象も良くなると思うんだけど、なんか惜しい。
あそこで「勝負」ってやっちゃうのは京介のコミュニケーションの下手さを現してもいるだが。 すんなり勝負を受けてる明日夢くんが面白い。 これくらいのスタンスでやり合うのが面白いんだけどねえ。

勇み足を踏んじゃう京介、なんか流される明日夢、突っ込みを入れるヒビキ。
こういう関係がもうちょっと早く出来てたらなあ。

トドロキさんいらっしゃい
眼鏡とお嬢が見つけたのがオロチを沈める聖地。 まあさ、聖地そのものはいいんだけど、ここに至るまで猛士側がオロチに対して全くの無策と言うのが腹ただしい。 

作り物の自我
姫と童子は「成長」することが出来る。 その成長はいずれ自我を生み、自身の存在を問い始める。 博識であろうあの二人がこういうケースを想定できていないとは考えにくく、姫と童子が自我に目覚めると言うのは眼鏡にとっては織り込み済みなんじゃないだろうか。
いや、というか「なぜ言うことを聞かん!」とかアホな事言われると萎えるから。

学校辞めます
要らん事言い過ぎだけど、京介の鬼に対する姿勢ってのは本気だとは思う。 どっちかというとヒビキさんもこの行動には喜びそうなんだけど(鰹のとき参照) それでも高校に行ったほうがいいと諌めるのはヒビキさん自身高校に行かなかったなのかなあ。 とか思う。 ヒビキさんが高校行ってないというはまだ不明だけど、みどりさんの証言から(中学卒業後に猛士入りしてその後音信不通&鬼達成最短記録保持者) 中学卒業後は鍛えまくりだったと思う。

意外なのはその後恥を忍んでも復学した京介の変化。 無駄にプライドの高い京介だけどヒビキの言うことには素直に聞いてるんですよね。 やはりツンデレじゃのう。

オロチは太鼓で大地を音を響かせ清めます。
なんだろう・・・初めて音撃の設定が活かされた様な気がする。

鬼コーチヒビキ
パネルシアターと女の子の事情を見て、人助けってのはなんなのか疑問に思い出してるんでしょうなあ。 目の前の知り合った女の子を助けるのに鬼である必要はあるのか?

実行鬼イブキ
太鼓じゃないのに太鼓の仕事をやらせるってのはもはや本部の嫌がらせなのか、宗家の体裁を保つためなのか。 どっちにせよ、余り感心できない決定。 なのでトドロキの反応に概ね同意。 宗家の人たちはもう出てこないんだろうけど、関東支部に視察にやってくるとかあっても良かったのにね。 小暮さんはいっそ宗家でも良かったかも。

死ぬのは怖くない?
覚悟はしても、怖くないと答えるのは駄目だと思う。 死を恐れてこそ、生への渇望が生まれ、生き延びることにつながるわけで、ヒビキさんの願い事もその裏づけじゃないかな。 なので死を恐れるイブキの反応は逆に良い事だと思う。 覚悟したって怖いもんは怖い。
この辺の反応が薄い京介と、死に対して深く考え出した明日夢って差は面白い。

vsアミキリ
色がおいしそう。 アミキリのCGは出来が良かったので、今回もいい感じ。 武装変更で戦うのも、響鬼がアシストするもの良いのだが、アシスト早すぎですよヒビキさん・・・ 極意も何も無いじゃないか(笑 しかも疾風一閃をあっさり使っちゃうのな。 威吹鬼立つ瀬無さ杉。

vsスーパー
烈風はどこの放り捨てたんだ響鬼(笑 バックルが外れてて、音撃棒が無いとかその辺ちゃんとしてるのは小気味良い。 無いはずのものがあるとかそういう突っ込みはしたくないし。

町を襲う脅威
警察は何やってるんだろう。 というかもう駄目なんじゃないだろうか。

次週、切り詰めに切り詰めた予算がついに火を噴くらしい。 マカモーいっぱい。


:45-- 「散華する斬鬼」

四十五乃巻 「だったら俺を止めてみろ」

新聞の予告見出しが「ザンキ死す」なのは何の冗談か。

パネルシアターのお誘い
明日夢くんが猛士側に入ったことで、もっちーが明日夢のストーカーから日常を象徴する存在になった感じ。 もっとも今の時点で鬼になる動機がどうにも弱いので、触発されたとはいえ自分でパネルシアターのボランティアをはじめたもっちーを明日夢君はどう思ってるのかねえ。
それにしても、あきらがどんどん女の子っぽくなっていくなあ。

斬鬼さんは生きてるっすよ
何気に驚きなのは斬鬼の死亡を確認したのにも関わらず放置した挙句、斬鬼さんの遺体が消えたことに対し、二人がそれほど真剣に考えてなさそうなところ。 というかあの後イブキがヒビキを連れてきてザンキの遺体が消えてる! ってところまで描写して欲しかった。
もしくは目の前で蘇生して、「おう、大丈夫だ」と二人を尻目に後姿を見せつつ「はるかとーおくのーちへいせんからー」とやってくれても良かったかも。 もちろん全裸で。

盗んだのか盗んでないのか
まあ盗んでるんですが、さすがにここでの態度はいただけない。 何の疑いも無く〜と理屈をつけて責めるとばれた時にしっぺ返しを食らうわけで。 テキトーに言い訳して逃げたほうが良かったんじゃないのかなあ。 まあ京介らしいっちゃあそうなんだけど。

イブキは見た
弦師弟の熱烈合体を(違 一目で返魂の術の印を見破れるのはさすが宗家。 ヒビキさんのコメントからも鬼の修行には呪術的な知識も欠かせないらしい。 良かったな京介、鬼の修行は神秘でいっぱいだ。 コントロール難しそうだけどね。 ここでザンキさんがトドロキの足をもみもみしても腕が冷たいことに気がつかないのは、下半身の感覚がまだ麻痺してるからだと思っておこう。 というかイブキが来てからのザンキの変化にコメントくださいトドロキくん。

かえせよー
とつかみかかる明日夢くんがなんとも新鮮だ。 腹に据えかねた想いってもんが爆発したのもあるんだろうが男の子してて面白い。 特に決着ついた感じはしなかったんだけど、陰陽環そのまま持っていかれたのは明日夢君的にOKだったんだろうか。 最後の桐矢くーんってのは京介がやろうとしてることへの呼びかけだし。

返魂の術とは
説明どおり生き返るための秘術。 ただトドロキのセリフから体は冷たく血流は滞ってるため心臓などは停止してるらしい。 その状態の体を強引の動かすのも秘術の一つなのでしょう。 と言ってもこれだけだと死期を延ばすだけの術で、禁術にするほど感じも受けない。 身体は塵も残らない最期を迎えるわけだけど、それ以上に「永遠の闇に堕ちる」と言うところが気になる。 成仏できない魂とかになっちゃうのかなあ。

信じないっすよ!
トドロキにとっては展開がいきなりすぎるので(なんせ古傷が命に関わるものとも知らないだろうし、鬼に変身してることも知らない) 信じる信じない以前に何故死ぬようなことになったのか? ということを誰も言及しないのは何故なんだろう・・・

柴又からさいたま
気にしちゃ負けなんだが、看板が目に付いてなあ・・・ というかカシャのことといいツッコミどころが満載過ぎてどうすればいいのかわからん(笑 いまどきこんなミスリードなんて誰も引っかからないんだから、かなりのことを犠牲にしてこの展開やる必要ないんじゃないかと思ってしまう('A`) 理屈つけて眉ひそめると楽しめないのはわかってるんだけど、流石にこの辺は目をつぶるとつぶりっぱなしじゃ内科(笑

病院を襲うカエングモ
これってものすごい異常事態だと思うんだが(魔化魍が人間の施設を襲ってる)そんな感じがしないところがオロチ祭りの恐ろしいところなのかもしれん。 この後の斬鬼の戦闘や、轟鬼とのセッション、別れなど、オーラスの展開はかなり面白いんだけど、そこのいたるまでの過程が荒すぎる(これは前半と比較してとか言う話ではなく)のがすごく勿体無い。 ここに至るまでの過程をちゃんと筋道立てて描いてくれれば傑作回にもなりえたのになあ。 それにしてもニャンコの着ぐるみ何個作ってるんだ! そりゃ予算足りなくなるよ!

轟鬼復活!
早っ! 復帰後割とすぐに歩けたのは筋肉がそれほど衰えてなかったからとか(神経がつながったので動くようになったとか、無理やりだが)と言うことで一つ。 つうかヒーローの復活劇に理屈なんて要らんのですよ。 根性で立ち上がるってだけで説明は十分だ。

雷電斬激震
とかいう合体技を期待してたりしてなかったり。 ここはOPのギターバージョンでセッションしてくれればマジ言うこと無いんだが、なぜか響鬼って音楽使う割に肝心なところが抜けてるんですよね。 「音で戦う」と設定したまでは良かったけどそれだけで終わっちゃってる。

それだけに最後の師弟セッションが映えるわけなんだが。

自分の力じゃない
このセリフはじめは「陰陽環は自分で生み出した力じゃないから頼れない」つまり、銃みたいなもんで道具に頼って戦うのは駄目だ って意味かと思ったんだけど、それだとDA使役や、烈風で銃撃しまくってる威吹鬼なんてどうなるんだと思ったんだが、よくよく考えて見るとここでいう「自分の力」って「自分が修行した結果与えられた力」って意味かと。 つまり明日夢くんから拝借した陰陽環は自分が認められて与えられたものじゃないから、それを自分の力として使用するのを躊躇ってったことなのだと気がついた。 なるほど、一応は盗んだことは気にしてるわけだ。
なのでプロ市民がごとく「謝罪せい」とは思わないんだけど、それだと返す相手が違うだろ京介! でもなー最初の目的が仕返しだからなー。 魔化魍みてから陰陽環盗んだんだったらまだわかるんだがなー。

ザンキ逝く
割と綺麗に収まってこれ自体は良かった。 まあトドロキの熱演は買うが、あそこはあえてセリフ無しで頭を下げるだけでも良かったかなあと思うんですが。 セリフあっても「ありがとうございました!」ぐらい体育会系なノリで。 なのでヒビキさんのシュ!で見送る最後は良かったです。

ってわけで来週轟鬼音撃弦二刀流。 完全に主役食ってるよなあ。


:44-- 「秘める禁断」

四十四乃巻 「俺はまだ死なん!」

先に総評
なんか、手段のために目的を選ばない話作ってるなあ・・・って印象。
わざわざミスリードさせるための展開をする必要あるのか?
ザンキさんが決死の覚悟で変身するほど事態は緊迫してるのか?
等どうにも「んん??」な部分が多かったです。

加えて、前回の引きの割にアバンタイトルで事が終わる、
ザンキとトドロキの関係が二歩戻るなど、ファイズの頃に強く感じてた悪癖が如実にかんじてしまったのはどうなんかなあ。 食事とギャグが無かったのはせめてもの救いか。
割とここ数話は面白かったのに、今回は変なところが目についちゃったなあ。

VSバケガニたくさん
バケガニの奇襲の前に倒れた威吹鬼、装甲声刃を奪われピンチに陥った響鬼の前に、あの男が決死の覚悟で変身! 
・・・等と言う燃えるシチュエーションでもなく、なんか普通に三人で戦ってたのは「斬鬼決死の復活劇」に水を刺してるとしか思えん。 しかも危険であるゼロ距離で音撃を放つ斬鬼に対して、威吹鬼&響鬼は離れたところから同じくらい戦果を上げているため、思いのほか目立ってない。
もうちょっと斬鬼さんを立てるような戦いにして欲しかったなあ。
例えば威吹鬼&響鬼がそれぞれバケガニを持ち上げて3匹くらい重ねる→上から烈斬を3匹ぶっさし雷電斬震とかやりすぎなくらい豪快なところが見たかった。(烈斬の長さ的に不可能なのは置いておけ(笑)

ザンキさんのダメージはでかい
ヒビキさんとおやっさんの会話に出てくるダメージとはおそらく胸の傷ではなく、心のダメージのこと。 このあとかすみさんがザンキさんに普通に応援要請していたところを見るに、どうも胸の古傷はたちばなの面々は知らないような感じがする。 コレも変な話であの街医者は数々の鬼の体を見てきたというわけなんだから猛士に近い人なはず、その人が「ザンキは変身しちゃいかん」と診断し、その事を本人に伝えている、つまり街医者は「ザンキは事が必要なら変身してしまう人間」だと認識しているわけだ。
それなら関東支部長であるおやっさんにその話がいっていないことがおかしい。
トドロキやヒビキみたいに現場の人間が知れば動揺するかもしれないから他の人間には伏せているのかもしれないけど、それでも支部最高責任者のおやっさんは知っていてもいいはずなんだがなあ。

知ってるなら鬼に変身したザンキを諌める描写がないと責任者としての重みが無い。
知ってて使ってるんだったらおやっさんは鬼だな 「鬼だよ」 「前はな」

明日夢くんのもてもて王国
はいはいもっちーもっちー。 誰が本命なのか微妙に読みにくい席構成だ(笑
あと誰もが突っ込んだと思うが「修行しろ明日夢!」

暴走桐矢君
個人的にはかなり「えー」なシーンなんだけど、あそこで言いくるめられると明日夢くんと同じになっちゃうので「アンチ明日夢」として設計された京介はケンカするしかないという側面もあったり。
ただ、負けない戦いしか選ばない京介だったらあそこでケンカはしないと思うんだけど、その辺は弟子問題でやはり荒れてたんだろうということで一つ。

保護者ヒビキさん。
京介の母親が海外で働いてることや、この後のシーンだけど運動音痴を隠すために体育を休み続けてる設定がドラマのシーンを作る要素として機能的に動いてるのはなかなか小気味良いです。
(母親が来れないから、保護責任者としてヒビキさんが呼ばれたというのと、体育を普段から休んでるので陰陽環をパクれた、という流れに不自然さは感じない)

陰陽環
今週の「えー」大賞 なんといってもこのアイテムが音角&DAの代わりである理由が無い。 しかも無駄に殺傷能力が高い。 逆にいうとあきらがコレを装備してなかった理由も無い。 事戦闘時に置いては自律駆動するとはいえ弾数が少ないDAを使役するより炎弾として使える陰陽環の方が実戦的だ。 というか両方装備するのがより理想といえる。 しかもあきらは朱鬼が式神を使うまでこの手の能力は知らなかったようだし、後付け設定にもほどがあります。(かすみやひなかが使わない理由も無い)

じゃあなんでこのアイテムが出てきたかというと「桐矢君がDQN殺っちゃったかもー!?」なミスリードを引き起こすため「だけ」のために出てきたわけで・・・。 正直なんだかなあ・・・なアイテムです。
新体制後でもすぐにあきらが使ってればそう違和感も無かったんだけどねえ。
というか桐矢君の「神秘的な修行」って的を射てたんじゃん。

ヒナカを拒絶するトドロキ
ここ自体は結構いいシーンだと思う。 人に甘えてたんでは立ち直れないってのをわかってるからこそ拒絶したんだなあと思ってたら

「トドロキ、おまえは俺の弟子になれ!」
といわれズッコケた。 おいおい先週の倒れたトドロキに手を出さなかったのとか、ヨブコの時のお互いの独立劇は一体なんだったんだよ。 ここでお互い依存する関係に逆戻りかよ! 等と、かなりガッカリ。
それだけトドロキの心が弱ってたとも取れるんだけど、そんな弱い子とは思いたくないんだよなあ。

京介(?)は見た。
大事なものは家に置いておけ!
と誰もがつっこんだと思う。 もしくは腕につけとこうよ明日夢くん。
あきらはこういう時DA&音笛はどうしてたんだろう。 相談しなかったのか?明日夢。

「あ・・あきらさんは体育の時ディスクアニマルとかどうしてたのかな・・?やっぱり短パンの中にry」
どう見てもセクハラです。ありがとうございました。
実際どうだったんだろうか。 というかいつのまにか明日夢→あきらの呼び方が「天美さん→あきらさん」にシフトしている件。

いつもここでオロチ祭り。
まあロケ地が限られるのは仕方ないんだけど、それなら劇中で何かしらの理由をつけて欲しい。 オロチは魔化魍が大量するが場所は限られてる とか。 一つのスポットで鬼が2〜3人担当すると関東では4〜5箇所しかカバーできないわけで、カバーできてない地域なんてすごい事になってるはずなんだけどねえ。

なんかコダマが混じってるのは流石に違うと思う。

ザンキさんの尻
緊迫してるシーンなのにほほが緩んだ。 このシーンの演出はそこで正座な。 全裸で倒れてる事は問題ないんだが、見せ方考えてください・・・ ベルトも無いしさ・・・

し・・死んでる・・!ひびきさ〜〜ん!
この驚き演技を見てイブキさんは来年の夏ごろにフジの昼ドラに出てそうだなあとか素で思った。
つか銃使いのライダーって昼ドラ出演率が何気に高い。 100%か?

桐矢京介ついに殺人-新聞の折込-か!?
と匂わせてそうでないというミスリード狙ってるのが見え見えでミスリードとしてすでに失敗してます。
しかしこれ予告で出てたカシャが犯人だと逆にしょぼすぎて泣ける。
この辺の本当のテーマは「得た力をどう使うのか?」ということだと思うんだけど、どうもやり方が。
京介陰陽環ゲット→嬉しがって使いまくる→うっかり大火事→ヒビキさん救出→弟子復帰
って言う流れでも過ぎた力をどう使うのか?というテーマは守れそうなんだけど。

というか俊樹のダメダメミスリードは劇場版龍騎→劇場版ファイズ→劇場版ブレイド→ブレイドティターン編→劇場版響鬼とかなり連続でやられてるので正直飽きた。 出来が良い訳でもないし。

ざ・・ザンキさんが生きてる!
冒頭でも挙げた通り、今ザンキさんが命を賭して変身する意義が見出せないので死んだ生き返ったとやられても「へー」としか感想が出ない。
ノツゴの時みたいに他に鬼がいないシチュエーションだったらそうでもなかったんだけど。

というわけでなんか文句中心になってしまった44話でした。
後半をポジティブに見てるほどダメージがデカイ内容だった気がする。


:43 「変われぬ身」
「鬼というのは一つの生き方なんだと、常に自分に勝つそういう生き方なんだ」

響鬼を師と弟子の物語だと捉えた場合、明らかにヒビキさんより、ザンキさんのほうが師として大きく見えてしまう(実際キャリアの差が歴然としてるが)のは良いんだろうかのう。

トドロキどの重体
集中治療室に行く立花家からそっとイブキを引き離すザンキさんの行動が細かい。
しかしこの時点では集中治療室なのに夜が明ける頃には一般病棟に移されてるってさり気にとんでもないことだと思うんだが。 案外外傷はモリモリ回復していってるのかもしれん。

トドロキ君のエピソードはまとめていくか。

鬼に変われぬ身
トドロキのことを根っからの鬼と評しているザンキにとって、この通告を意味することはなんなのかということはわかっているはず。 それでもあえて通告するところがザンキのトドロキに対する優しさでもあり、厳しさなんだろうな。 注目すべきはここで伝えたのは「鬼に変身できない」という事実のみで、今後鬼を辞めろや、普通の人間にもどれなどのこの先のことを言わないところ。
一人前の男と認めてるからこそ、その先の道は自分で見つけろということなのだと思う。 
そしてヒビキもそうなんだけど、倒れてるトドロキに手を貸さないんですよね。 コレがすごく良かった。 絶望の淵からでも自力で登ってこれると信じてるんだという証明だと感じたわけで。

鬼という生き方
朱鬼の時にあきらに話していた内容がここにも反映されますね。 自分に負けない、自分を乗り越える生き方。 この事を今突きつけられてるのがトドロキと京介。 目前の課題がハッキリしてるキャラのほうが目立つようになるのは仕方ないのだが、若干腑に落ちないところもある(笑 桐矢くんの役割もおもしろさも理解してるつもりだけど、明日夢くんより目立っちゃうのはどうなんよ。

這い上がるトドロキ
ここは無性に応援したくなるシーン。 動かないと言ってた体を動かし始めることでトドロキどのの執念が伝わってくる。 困難苦難挫折を乗り越えてこそヒーローってのは大きく強く成長するので、トドロキが最終決戦に間に合ってくれると俺は信じています。

鬼の修行その後
母と戯れながら治療する明日夢と、一人で痛がりながら治療する京介。
この対比は京介側の影を映していたと思う。 しかし桐矢家の財産ならメイドさんの一人くらい雇えると思うんだ! でも番組の予算的にもう無理なんだ!残念!

鬼の修行マラソン編
予告で「京介が卑怯な行動を」とあるからなにやらかすかと思えばタクシーでインチキとかかわい過ぎでワロタ。 今回の彼の行動はその場でペナルティが与えられてるのでそれ以上咎める気にはならないねえ。

鬼の修行水落編
足がつくプールでの見事な溺れっぷりはもはや運動音痴とかそういうレベルを超越している気がする。 そんなことでは井上脚本のライダーでは即溺死だぞ桐矢!

鬼の修行鉄棒編
「良いぞ明日夢」というヒビキさんですが明日夢くんの運動能力もちとやばげに感じた(笑 鬼の修行崖上がり編 ここでもそつなくこなす明日夢と文句をぶうたれる桐矢と二分するわけですが、桐矢くんは文句言いまくる分心情というのが良くわかるんだけど、明日夢くんはこの修行についてどう思ってるのかわからん。 前の時にでも触れたが、明日夢くんはヒビキさんに信頼を寄せてるからこそ、修行の内容に文句をいわない(不満に思わない)んだろうけど、向上心としてみた場合、桐矢くんのほうが上のように感じてしまう。
この辺は未だ持って弟子入り理由が弱いというのが効いてるわけだけど、ヒビキさんのリアクション見てると京介の方が鍛え甲斐ありそうだと思ってそうなんだよなあ。
んでまあこういう一子相伝なお約束としてはなぜか出来の悪い方が残るというケースが多々あるわけで。 それにしても、この場所から明日夢君に歩いて帰れ的なことを言うヒビキさんは鬼。 というか桐矢は無事帰れたんだろうか(笑

「鬼にばかり頼っていられないな」
とアッサリとヌリカベを撃破する眼鏡とお嬢。 
オロチの魔化魍は封じることが出来ないと言ってるので、オロチ現象以外の魔化魍は封印できるんだろうか。 式神の技術が鬼だけの技術とは限らないので、この二人が鬼の技術を使ってるのか、鬼がこの二人の技術を使ってるのかどっちなんだろうなあ。 個人的には後者を推したいんだけど。

房総半島でオロチ祭り
サポートのいないイブキと、鬼がいないザンキでペアを組むのはわかるんだが、竜巻と雷神両方出すってところがなんか間抜けだ(笑 雷神だけで良いだろ! 体力温存しようよ威吹鬼!

「おまたせザンキさん」「遅いぞ、何やってた」
のやり取りで瞬間移動の違和感が激減。 そそ瞬間移動そのものは仕方ないとしてもこういうフォローが欲しいんですよ。 しかし装甲響鬼は強すぎなのか威吹鬼が情けなすぎるのか、響鬼さん合流であっさりと場が決着するのはちょっと面白くない。 と、いつもならここで終わるんですが 二話目の8時25分あたりになるともう否応無く決着するのが二話完結の弊害だと思ってたので、その後に現れたバケガニ軍団には歓喜の声が(笑 青いのとか黄色いのとかいっぱいいるし!
しかし威吹鬼がちょっとやられたからといって装甲響鬼がバケガニに負けるとは思えず、どうも斬鬼さん変身って勇み足な感じがするんだよなあ。

なわけで次回、再び立ち上がるトドロキと音角を受け取る明日夢、補導される桐矢など盛りだくさんですな。

:42 「猛る妖魔」
「ちょっと鍛えようと思ってさ!」

晴れて弟子入り。
素直に礼を言う明日夢と、逆に嫌味を言う京介。 いわんでも良いのに、とは思うんだけど、反発する明日夢と、さらりと受け流すあきらの反応が面白い。 このシーンで改めて「あきらは鬼には未練が無い」というのがわかるわけで。 あんまりさっぱりしすぎてるので復帰は無いのなあ〜。 まあ時間も無いし。

オロチという現象。
オロチとは魔化魍の大量発生を意味する現象の事。 魔化魍発生のメカニズム(一対の童子と姫が育てる)を考えると、この時点で一線を画している。 つまり、姿こそ同じモノの、41話以前の魔化魍とは別物と考える方がベター。 後のことも考えてね(笑

そもそも魔化魍の由来の方が依然謎なモノなんだから、どちらが本来のスタイルの生き物なのか。 つまり、本来の「野生種の魔化魍」ってのはオロチ現象のように自然発生するもので、童子と姫は必要としないが、それほど強くも無く、音撃以外でも撃破が可能。
逆に41話以前に現れていたのは「童子と姫を介した人工の魔化魍」で、手間をかけて育てる代わりに音撃以外の攻撃を全く寄せ付けない生体兵器として育つ魔化魍。
設定無視にあえて辻褄を合わせてみたわけですが、まあ無いともいえないと思う。  もともと魔化魍側の設定には曖昧なところが多いのでこれくらいの妄想の入る余地はあってもいいと思うんですよ。 割合アッサリ倒してるケースが多いので、デカイ魔化魍も大して強くない印象なんですが、「音撃以外は全く無効」という観点から考えると、とんでもない化け物のはずなんだよなあ。
クモの背中でドンドコやる前に、魔化魍のハチャメチャぶりを表現しなかったのは、今思えば痛恨。

そしてそれを倒すために集結する鬼。 百鬼夜行とか作戦名がついてたら燃える!

鍛える明日夢と鍛えない京介。
モノの見事に対比しているわけですが、別に対比しなくても黙々と鍛える明日夢だけで彼の「決めたらとにかく突き進む」性格は出せると思うんですよね。 これまでも明日夢くんは行動するまでの足踏みは長かったけどいざ踏み出すと結構な行動力(無謀でもあるが)を見せていたわけで。  この辺はきっかけであり、修行が進んでいくと二人の差というものが(優劣ではなく)より明確になっていくわけなんですけどね。

鬼の修行とは。
あきらが最初に課した修行や、ヒビキさんが最初に説明した内容から察するに、まずは精神修行、とりわけ平静心を養うことから始めるのが鬼の修行らしい。 京介は目に見えて焦っているからわかりやすいんだけど、明日夢くんはヒビキさんに全幅の信頼を寄せているのかそういう焦りは目に見えない。 ただ、この平静心が信頼という依存から来てるものだったらまだまだなんだよなあ(笑

いずれは一人に絞る。
コレを聞いた京介はさらに焦るわけだが、京介の面白いところは苦手や嫌なことに対しては外に理由を求める割に、運動音痴と言うコンプレックスは割と正面から受け止めているところだと思う(運動能力では明日夢に適わないとこの時点では気がついてる。)

泳げない京介
それは水落を運命付けられてる平成ライダーにとっては致命的だと思うんだ。

温泉日帰り。
師弟揃ってわかり易い死亡フラグを立ててしまうのは弦の鬼のかなしいところなのか。 このやり取りから悲劇的な連想をしてしまうのが後半響鬼で変わったところの一つとも言える。
前半だと次の週の最後に「いい湯っすねー日菜佳さん〜」「いい湯ですぞトドロキどの〜」ドンっ!「まーるでー」な終わりだったと連想してたろう。
きっかけや展開がありがちなのは構わんのだが、結末はありがちを乗り越えるものに仕上げてくれるのを期待している。 簡単に言うと轟鬼にはこの困難を打ち勝つ姿を見せて欲しいわけですよ。

なぜかウブメ
今年は予測が外れやすいことや、従来の黒だの白だのが破壊されているために、もはやTDBによる魔化魍予測は当てにならず、イレギュラーとして轟鬼がウブメと戦うはめになるまではわかる。 わかるんだが、放置してたちばなに帰ったらダメじゃないか!

神秘的な何か。
肉体と精神を鍛え上げれば鬼になれる。 というのが猛士のふれこみなんだけど、どうにもこうにも曖昧すぎる。 お世辞にも身体能力が高いと思えないあきらが休みがちとはいえ通学しながらの二年間の修行だけでまがりなりにも変身できてしまったわけで、京介ではないが「何か別の特訓方法があるのでは?」と思ってします。
もっとも京介のこの質問の本当の意味は「もっと楽に鬼になれる方法」の事を指しているので、個人的に気になっているところとは若干の違いがある。 まあ平成ライダーは基本的に鍛えなくても変身できる連中ばっかりだからなあ。 
その代わり変なハードル多いけど(笑

しかしうさぎ跳びはいかんよ、うさぎ跳びは。 こういうのはちゃんと現場で管理しましょう。
後半の不満なところは脚本の不備もそうなんだけど、明らかに現場レベルで変更が効くであろう場面すら違和感のある状態で作ってしまうのが何とも。 
例えば先週のかすみさんの「助けて-」なんて誰が見たって合わないセリフ。 このシーンの最大の肝は明日夢と京介が烈雷を二人でコダマの本体に刺すところなんだから、そこにさえ結びつくんだったら変更(むしろ矯正)すべきだと思うんですよね。  たしかに脚本には「助けて-」と書いてたかも知れんが、それを合うように変えるのすらNGなんだろうか。
あくまで素人考えなので現場はそれどころじゃないのかもしれないけど。

ずずーん と魔化魍の気配を察知するヒビキさん。 
DA探査無しでわかっちゃうのはどうなんかなというか、街近すぎというか、実は装甲響鬼の活躍ってエピソード的に実は意味が無い、ただ販促としては重要。
乱暴な言い方するなら話の方のメインは威吹鬼&轟鬼組なので、ここは「装甲声刃販促タイム」であると割り切れ。 

ふらふらと参戦するザンキさん
なにやってんだこの人!

音撃の弱点
実はバケガニ戦ですでに露呈してるんだけど、発動から効果が出るまでに時間がかかりすぎるというのがあります。 といっても基本的に鬼1vs魔化魍1の1on1のケースがほとんどのため、音撃姿勢を取った時点で爆殺確定なんだけど、オロチに限り音撃中に他の魔化魍より攻撃を受ける(夏の連中もそうなんだが、この二人基本サポートだし) それが今回カッパに音撃中の隙にオトロシに踏まれ、その救出の威吹鬼の音撃も即効果が出ないというもどかしさに繋がったわけで。
それにしてもあの質量に踏みつけられつづけても、人の形を残して生きてる鬼ってすごい。

:40&41 「迫るオロチ」「覚醒める師弟」
四十乃巻、四十一乃巻 
今回一番感じたのは体制変更での一番の違いが露呈したエピソードってところ。
前の響鬼ってのはプロセスをきっちり丁寧に描いている傾向がすごく強かった。 人物の心理描写とか魔化魍探しまで積み重ねを大事に描いていったわけですが、その反面結果としてのインパクトはやや薄れる傾向にあったのも事実。
新体制は逆にインパクトを重視して物語を描いている分、積み重ねの部分がおろそかになってしまい、その部分が雑然に映り、旧体制の作り方も相まって違和感に繋がってる。 その代わり話のテンポが上がってるので決して悪いことじゃないんですよね。 ただ、もうちょっと丁寧にやってくれればいいだけで。
コレはコレで面白いので、すごく勿体無い。

つっても、マジレンやらセイザーXのほうが圧倒的に面白いのが何だかなあ(笑
あきら
なぜ鬼をやめるのか?という理由は割りとハッキリしていて、師匠であるイブキの元を離れてまで師事した朱鬼の末路ってのものを目の当たりにして、「憎しみで戦った結果」というものを思い知ったからだろう。
そして朱鬼が死んだから、イブキの元に戻ってくるのってどうよ?と思うわけで(一度戻ってくるように言われても拒否したわけだしね) それこそ都合が良すぎる。

そういうのを含めて「鬼になるのをあきらめる」ってのはあきらのけじめのつけ方なんだと思う。 ただ、その事を自分に納得させるカタチというのを探していたんでしょう。
今回のエピソードでは「あきらが鬼をやめる」という結論はすでに出ているのは、序盤から明日夢くんの相談を受けている事からもハッキリしているのであまり語られなかったのかなあと思う。

ただ、明日夢母も言ってるとおり「若いうちはやり直しはいっくらでも出来る」なので、時間を置いてイブキの下に戻ってくればいいんじゃないかなあ。 まあその前に最終回が来ちゃうんですが(えー

イブキ
彼はあきらがどう答えを出そうが、受け入れるつもりだったんだろうが、本音としてはどうだったんだろうか。 あきらには鬼になるのをあきらめてほしかったのか、弟子に戻って来てほしかったのか。
まあ「鬼をやめます」ってところで「僕は君に弟子でいてほしい」なんて言い出したら「月9でやってろ!」などと思ってしまうわけですが、それすら拒否することであきらの想いの強さを表現できたのになとも思う。
しかし、イマイチパッとせんよね。

明日夢
ようやく晴れてヒビキに弟子入りすることが出来たわけですが、いかんせん動機が弱い。 正直桐谷より弱い。 能力的な特殊性も無いわけで(運動能力だってそんな変わらん) 「人に対する優しさ」だけでどこまでいけるのかというのは気になるところではある。 ただ根性も無いからなあ。
普通の少年でありすぎた(これが明日夢の魅力ではあるのだが、特撮ヒーロー番組の主人公しては問題のある部分)のが勿体無かったかも。

桐谷
彼が弟子入りできるという展開は予想していなかった。 39話までは物語と明日夢君の歩みを速める役割だったわけで、その役割が終わったのだから適当にフェードアウトなりすると思ってたんだが、製作陣は彼をどうするつもりなんだろう。 鬼になりたい動機はハッキリしているものの、「他人のために強くなる」という感じは受けない。 どちらかというと自己満足の傾向が強い。 といっても人のために働いていたであろう消防士の父親を超えたいという願いに嘘は感じないので、魔化魍側につくのは無いと思うし、そんなのは見たくない。
まああっさり影の領域に手を出しそうですけどね。

ヒビキ
今回明日夢君に対して少年に戻ったのは、ヒビキさんが弟子問題にナーバスになって心を閉じちゃったのが原因だと思う。 まあ色々あって弟子に認めたわけだけど、逆に「なぜ今まで弟子を取らなかったのか」という根源の問題には触れていないことには不満が残る。
結局のところ、ヒビキさんが弟子を取らなかった理由も明記されないし、周りに押し切られただけという印象が強い。 単純にわがままで弟子を取らなかったというのであればガッカリだ。

迫るオロチ
前哨戦としてコダマが出てきたわけだけど、関連性については皆無。 ただ、メガネとお嬢がオロチに対して警戒していたので、彼らの行動理由ってのは人類抹殺とかそういうのではないらしい。 かといって猛士と共同戦線を張るとも考えにくく、彼らも何がしたいのかはイマイチつかめない。
ただ、式神を使っていたので、元鬼関係だった線は強くなったと思う。 やっぱ人間だったのかな。

まあそんなところで。 コレはコレで面白いんだけど、前半との面白さのベクトルが違うので、そういう腹積もりで見る方がいいのかと思うよ。