最終乃巻 「出会った時、屋久島の朝日を一緒に見たの覚えてるか?」
というわけで、響鬼も今週で最終回です。 本編以上に周りの雑音がウザ過ぎてあまり作品に集中できる状態じゃないまま、最終回を迎える形になっちゃったのは残念かなあ。 うん、響鬼は一言でいってしまうと「残念」な作品でした。 改めてそう思う。 「失敗」とか「惜しい」とはちょっと違うニュアンスですかね。 言いようが難しいんですが。 これは前後半通しての印象。
オロチ、その顛末
顛末が語られないのは、それほど気になるものではないのですが(見たかったけど)、やはり雑魚相手ばっかりだったのはちょっと爽快感に欠けますねえ。 魔化魍いっぱいより、劇場版のオロチが出てくるほうが大ボスらしくて盛り上がったと思うんだが、そういうのはNGなんでしょうか。
エピローグで新魔化魍出すんだったら、大ボスが欲しかったのは本音。
でも、響鬼が大地を響かせてる間にオロチと戦えるのは轟鬼と威吹鬼だけなのか。 うむむ。
一年後
鬼の道を辞め、医学の道に進み始めた明日夢くん。 一年で数学100点など、そういえば番組開始当初はそれなりに頭良かったという設定思い出した。 母子家庭で医大志望ってコトは奨学金を当てにしないといけないだろうし、結構大変だなあ。
同様にあきらは福祉関係志望と、各々「自分で出来る人助け」ってのを目指してるんだねえ。
俺は物語上明日夢が響鬼の弟子になるのは「絶対必要」なことだとは思ってたけど、必ずしも「鬼になる」必要は無いと思ってました。 まあそりゃ出来ることなら鬼になっては欲しかったけど、それはあくまで願望であって、「物語上で必要なこと」では無い。
大事なのは、明日夢がヒビキと出会って、そこから何かを学ぶってことなわけで(そのプロセスとして弟子入りするのは必要。 じゃないと響鬼の人物設定がほぼ死ぬから、まあ弟子入りしてもうまく動いてなかったけど) 結果として明日夢が鬼ではなく別の道を自分で選んだと言う事には特に文句は無いです。 もうちょっとうまいやり方はあっただろうなーとは思うが。
「ひとみー」
!?Σ('A`)
病院でバイト
白衣も着てるし、てっきりインターンでアルバイトしてる(つまりもう二年ほど経過)かと思ったら、そのままバイトしてるだけなのか・・・ えーあまり病院の仕事詳しくないんですけど、さすがに医学生にもなってない高校生のバイトの子に白衣きせていいもんなんじゃろか?
あんまし病院行かないから良くわからんのですがね・・・
ヒビキさん空気読めてない
久しぶりに見た変なおっさんぶりにお茶吹いた。 最近は厳しい師匠の顔ばっかりだったから、なつかしいものがあるな。 いや、校門前で明日夢くん待ち伏せしてたりとか、昔から変なおっさんだったよ、この人。 対する明日夢君は「思い出」とも言い切ってしまった相手なだけにすげえ微妙な表情だ。 というか結構厳しめな事言われて(明日夢的には呆られたと思ってたんだろう)決別した人が、そういうそぶりを一切見せずに昔のように接して来るんだからなあ(笑
明日夢君はどこで勉強してたのだろう・・・
川かと思ったら海っぽかった(笑 京介に連絡してすぐ着たように見えたけど、日差しが夕暮れになってたからそれなりに時間はたってるっぽい(それでも相当無理はあるんだけどね)
それにしても、ヒビキさんのキャンプって凱火とテントしかないんだけど、二人乗りできない凱火で京介はどうやって現場に向かってるのか気になる。 走ってるのかなあ・・・走ってるんだろうなあ。 自分用の荷物背負って来てたもんなあ。
さらわれるもっちー
わざわざ街中まで主張してくる魔化魍萌え。 あいつアホだろ。
と思ったけど、実はあれ新種の童子なんじゃないかと思う(鎧や乱れのバリエーション。 眼鏡が言ってた分身はクグツ以上) 普通に倒されたし(いやもうこの辺の定義はかなり曖昧になってはいるんだが) さらわれ属性はもっと早くに欲しかったね、もっちー。
京介変身
変身することが鬼というわけじゃないので、一年で変身は早いのかどうかは不明(ヒビキさんのコメントによれば相当に早いと思う) 意外にも鬼の素養はあったのか京介。
根性は・・・根性はあるとは思えんが・・・ あれでも賞とかいっぱいとってるわけで、才能以上に努力はしてる人間だと思うんよね、画面にほとんど出てないけど(笑
変身した姿は響鬼に近い白い鬼。 音撃鼓と音撃棒をすでに装備してるのはちょっとどうかと思った(ほら、あれって免許皆伝でもらえるものだし) 戦闘で使わないんだったらブランクのバックルにしてほしかったかな。
変身したときBGMが「はじまりの君」だったのはこの曲は京介のための曲だったんだねえ。
眼鏡さん襲撃
オロチ以外では普通に襲うんだよなあ。 別に彼らの目的は鬼の味方と言うわけでもないらしい。 この後この二人すらもクグツに過ぎないという事が明かされるわけだけど、こいつらって実は単なる介入者なんだろうか。 明確な目的は無くて、鬼と魔化魍の戦いに介入するのが目的の存在(なので鬼肩入れはしないし、人類を滅ぼしかねないオロチも迎合しない)
あまり明確な答えがもらえなかったのは、ちょっと不満ではあるかな。
明日夢と京介仲直り〜♪
ここに来てようやくお互いの呼び名が「明日夢」「京介」になったんだよなあ。 こういうのはもう少し早く見たかった。 最終回全体的にいえるんだけど、新展開続々で続きが見たくなる構成で結構好きなんだけど、これが35話くらいで残りワンクール第二世代の話でも良かったような。 前半後半結構無駄な話があったんだから、その辺サクサク省いて話どんどん進めてればもっと面白くなったかもしれないのに。 轟鬼登場編のすぐ後に京介が出てきてたら、友情描写とかもっとやれそうだったのにねえ。 あと鰹とかも省いてさ(笑
vsムカデ
明日夢君は何しにいったんだろう・・・ そして「明日夢!」と声をかけることなく、気を取られたムカデの背後から明日夢もろとも鬼神覚声をかます響鬼さんマジ外道。
ヒビキさん弟子離れしようよ。
テレ朝インタビューによるとこの辺は現場で変えたそうな。 元の状態は知らないのでなんとも言えないんだけど、明日夢くんが鬼にはならないといってるので、無理に弟子云々の話にしなくてもいいような気がした(その辺は明日夢君の考えのほうが納得できる) まあもはや詮無きことだが。
物語の性質上、終着点とはならないのは初めからわかってたので、紆余曲折しまくりだったものの響鬼らしい終わり方だったんじゃないかなあと。 出来ることならもっと明日夢くんが鬼の道にもっと早く触れるなりして意識改革が起こり、そのことがヒビキさんにも影響するような、お互いがお互いに影響しあう姿を見たかった。
種運命の時と違って、不満点はあるが、これにさし変わるような展開を特に望みもしないわけで、コレはコレでよかったんじゃないかな。
後半の製作陣はホント大変だったろうなあ。 なにやっても非難は避けられないんだから。
細かいところや画面作りに優れていたが話が進まなかった前半と
話が展開するようになったが、その他が目に見えて荒くなっていった後半
双方、面白さの意味合いが違うのでどっちが良いと言うのは無いんだけど(個人的にはどっちも良い所はあるのでどっちも好きだけど) もうちょっと歩み寄る状態にして欲しかったと言うか。 正解の形は見えてるのにそれが実践されなかったのは残念ですねえ。
といっても30話以降の「路線変更」ってのはさほど感じてなかったりもするんだけど。 最後まで根底にあったヒビキと少年の物語ではあったわけだし。 流石に鰹はちょっとやばかったけど、朱鬼編以降テーマ性もしっかりしてきたので普通に面白かったと思う。
以上、ホントはいろいろまとめたいところだがほぼ駄目だし(比率は前後半同率)になるのでやめておこう。 そんなところで来週からカブトです。 「親父!いつもの!」って感じで期待しています(笑
しかし、提供バックの映像は響鬼で余韻に浸せて欲しかった。 バンダイに続き東映も鬼か。 |