01 「おばあちゃんはこう言ってた。」
今週からカブト。 先に第一話の総評させてもらうとかなり良いと思う。 やるべき事をうまいこと詰め込んだというか、基本的に必要な情報をうまくシナリオに組み込んだなあと感心しました。 第一話の完成度という評価では平成の中ではトップクラスかと。 普通は10話くらいは良いも悪いも言わないようにしてるんだけどね。
反面新鮮味の無さは否定しない。 平成ライダーのあらゆる要素を取り込みまくってる(ブレイドもそのそういう面を持っていたんだけど、正直あまりうまく機能してなかった) もっとも、この辺のことは放送前からわかってたし、プロデューサー自身「王道中の王道」と明言してるので、あまりマイナスな感じはしないです。 王道も突き抜ければ新しい物が出来るところに期待したい。
ってところで本編。
OPテラカッコヨス
イントロのカブトがズシャーっと出てくるところと、キャストオフするところがかなりキタ。 コンセプトの一つに「スピード」ってのがあるようで、緩急の差のつけ方が見事でした。
曲はTRFは好きだったので気にならなかったよ。 作品観にはあってるんじゃないかな。
7年前のあの日 渋谷壊滅
カブトの物語の発端ともいえる事件。 隕石の落下の割には渋谷あたりの壊滅だけで済んでいるのは、それほど大きな隕石じゃなかった(直径1mくらい?)のか、隕石自身が衝撃を緩和させたのか。 この辺はなんとも言えず。 OP前の語りでは「僕は一人になった」とあるので、恐らくはひよりの言葉。 OP明けは「僕が付いてる」とあるので、ひよりではない誰か。 セオリーだと天道君なんだけどまあ置いておこう。
ワームと言う存在
ワームについては話の中で散らばってるのでまとめて。
出生は不明だけど、まあ隕石がらみであるのは間違いなかろう。 幼虫の状態では人間に擬態することが出来(条件は無さそう、見るだけでコピーしてるっぽい) 近づくと強い電磁波が出ているのか電子機器が誤作動を起こす(今後、コレを利用した探査機とか出そう)
脱皮する瞬間グラヴィティレベルってのが上がってるので、そういうのと関係してそうです。
脱皮後は「クロックアップ」という行動で常人の目では追いきれないほどのスピードで敵を屠る。 現時点での目的は謎。 宇宙から誰かが送り込んだとかそういう線も考えられそう。
ちなみに、クリーチャーデザインはモチーフ状昆虫中心だそうだけど、「海老カニまでは認めます」とプロデューサーの言葉があるので、キャストオフしてカニが出てくるとか(脱皮してねえよ!)ありそうで楽しみだ。 その場合二段脱皮になるんだろうか?
対するゼクト
劇中の情報では対ワームのために組織された警察絡みの部隊。 バックボーンが国家権力なのでいろいろ固そうだ(笑 基本的には動きがあってから対応という流れ。
ゼクトルーパーの皆さん
「ワームが現れると毎回やられるんだ」とあったものの、一回の戦闘で死傷者21名っつーのは死にすぎだ('A`) クロックアップされてから全滅したと思ったら思ったより生きてたので、それほど死傷者出てないと思ったんだが。 今回はほぼ役立たずでしたが、ワームも幼虫レベルであれば通常兵器で倒せるそうで。 幼虫を一匹撃破して安心したところに二匹目三匹目登場で、一気に劣勢に。 一体くらいは今回の倒しても良かったんじゃないのかな。
一話の数少ないツッコミどころ。
しかし、この致死率はたまらんなあ。 相当給料もらわないと。
あと、このままではただのやられ役なので、トルーパーから何かアプローチのあるような展開はやって欲しい所。 人間使ってるわけだしね。
スリ事件
天道君と加賀美君のファーストコンタクトとなる話。 ストレートでわかりやすい熱血漢である加賀美と、クールなのか電波なのか、あるいは両方なのか、独特な天道という対比が見事。
天道君のセリフがここでは棒読みキツかったけど、妹としゃべってるときはそう不自然でもなかったので、こういう演技はまだ上手くないんだろうなあ。 この辺は中の人の上達を待ちたい。
財布をキャッチする構えが変身ポーズなのが面白い。
天道総司
自分の能力に絶対の自信があり、ナルシスト的なところや傲慢なところが目立つけど、決めセリフが全部おばあちゃんの受け売りだったり、妹に朝から凝った朝食作ったり、かなり家族想いな部分が本当の顔だろう。 しかもあの口調で祖母のことを「おばあちゃん」ですよ? こいつは極度のおばあちゃんっこだぜ。 その上困ってる人には口悪くもフォローしたり、ベルトのことを「人類の希望」といい「自分より重い」と言ってるところもナイス。 掘り下げると結構面白いキャラになりそうです。
加賀美新
ゼクトの新人にして長官の息子。 先のとおり熱血漢。 天道もなんだかんだで困った人は放っておけず、割と熱血なところがあるので、この二人は根っこは似てるんだよなあ(笑 それでいて反発しまくるって展開は手に取るようにわかるぜ。 多分二人目のライダーにはなれないんだろうけど、中盤辺りでライダーになれたりするのかなあ。 しばらくは父親のコンプレックスに悩まされそうだ。
「学校行くなり働くなりすればあ?」
基本的に仮面ライダーってのは無職上等なのだが(ここ近年は定職についてるケースが増えたが)こうセリフで明言されると情けないものがある。 この時点では天道君はライダーでもないわけだし。 しかもその切り替えしが「準備に忙しいからな」 ちょっそれ、本物言い訳そのままだから!
兄の言うことには間違いは無い
ここまで見ただけでも、天道の性格なら本当に間違いが無かったなら「当たり前だ」と返すのは容易に考えられる。 なのに、あえて黙らせたのは「過去天道に間違いがあった、あるいは妹に嘘をついていることがある」という伏線。 まあしばらくは明かされないだろうから、「妹に何か隠し事してる」程度に思っておけばいいかな。 たとえばブルセラショップに妹のry
共鳴するベルト
カブトのベルトは近距離だと共鳴するものらしい。 +どうも発動状態が近づくと、休眠状態のベルトも覚醒する模様。 となると、現時点で現存するベルトは実は3本。
なぜか子供のころから持っていたという天道のベルトと、ゼクトの備品として配備された加賀美のベルト(仮)、そして地下鉄で加賀美に接触した男のカバンの中身もベルトであると思われる。
たぶんプロトタイプとかじゃないかなあ。
結構鍛えてます
天道なのか加賀美なのかしばらく見分けが付かなかった(笑 割と格好とか言動とかで差別化図ってるんだけど、こういうシーンでは気がつきにくいね。
日下部ひより
ミステリアス美少女(公式設定) 巻き込まれ属性アリ。 キーパーソンなのは間違いない。 機械の気持ちがわかるってのは何かしらの能力の片鱗だとは思うが、そうでなかったら強力な電波でも受信してるんだろう。 ほら、カブト自体「お空からry」な作品だし。 加賀美と同じところでアルバイトしてるらしい。 ああ、加賀美って警察関係者ではないのか。 ちなみにバイクに刺さった釘はむやみに抜いちゃいけません><
電波君と不思議ちゃん
ある意味お似合いのカップルかも知れぬ。 このシーン、かなり見た目に気を使ってそうな天道が持ってるものが「ネギ」だってところは見逃してはいけないポイントだ(笑
田所さんと岬さん
まだスポットは当たってないので読みにくいけど、田所は決まりには厳しそうだけど、根っこでは熱い人で、加賀美の熱意ってものを認めている節がある。 岬さんはまだ自分は出してないですね。 設定通り田所の側近って感じ。 ゼクトサイドのキーパーソンですな。
選ばれし者
カブトゼクターは超空間を飛び越えてやってくるものらしい。 今のところそれくらいしかわからない。 より強い意思の者に引き寄せられるとか。 デザイン的に好みじゃないんだけど「ぶーん」って飛んでる姿は結構ラブリー。
「変身!」
天道くんヒーロー願望が強すぎだ! 偶発的にライダーになる奴が初変身で「変身」と言うのはなかなか新鮮な気がする。 やっぱこのセリフは必要だとおもうんよね。
仮面ライダーカブト マスクドフォーム
変身時のボイスがわからない「Change Shift」? この状態はパワーと防御力に優れてるらしく、パワーではワームを圧倒。 今回はあまり派手な動きはなし。 しかしクナイガンが普通にバスバス効いてるの見ると、ゼクトルーパーの皆さんにも装備させてやれよと・・・。
本領発揮はライダーフォームなので来週が楽しみですな。
vsアラウネワームルポア
こいつはゼクトルーパー’sを蹂躙した奴ではないのかな?(脱皮したしな) クロックアップされると流石についていけず不利に。 それでも鏡と粉を利用してワームの姿を浮き上がらせ、カウンターにアックスで仕留めると言う流れは非常にナイス。 こういう「場」を活かして倒すと言うのは大好きです。 今後どれくらいやってくれるかのう。
そんなところでカブト第一話でした。 期待半分不安半分だったけど、期待のほうが大きく当たった感じ。 このテンションで突っ走ってほしいところです。
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