京都駅から有明ビックサイトまでの顛末記 主に涙。


□ そのバスは確かに東京行きだった…
2/21 PM 6:10頃
別段急用もなく、「鋼の錬金術師」を視聴しながらルンルン気分で準備を終了させるK3さん。 初参加ながらBBSでの熱い支援を受け、イベント時の注意事項や準備、交通ルートはそれなりに頭に入っている状態からスタート出来る。
特に「新宿ー有明ルート」の電車情報は有り難く、到着時間や待ち時間を含めてタイムスケジュールが立てられるほどだった。

2/21 PM 9:10頃
夕食を終え、次の日の朝食、昼食のおにぎりも購入。 準備OK。
東京行きの夜行バスは烏丸口から出発するので烏丸口に向かうことにする。
で、バスターミナルに到着と同時に発車するバス。
そのバスの行き先を見て、思わず目を疑った。

「新宿行き」

------------! そんなバカな!K3さんの乗るバスは9:30発のはずだ! まだ20分もあるじゃないか!
ショックを受けつつバス券を確認。 「21:30発 京都烏丸口ー東京駅八重洲口」
・・・・・なーんだ、やっぱり21:30であってんじゃん。 びびらせやがってヽ(`Д´)ノ
まー今のバスは、別便かなあ〜20分も早く新宿駅に着くんだったらそっちの便が良かったかなあ…


って八重洲口って何処?

それ以前に東京駅って何? え?このバス新宿行きじゃないの??(゚ロ゚)

そう! ここでとんでもないトラップ発動! K3さんの買ったバス券は「青春ドリーム号 京都奈良-東京駅 ¥5,000」と言うバスチケット。 夏に買ったチケットは「青春ニュードリーム号 大阪-新宿 ¥5,000」というチケットで、それと同じチケットを購入したと思い込んでいたわけだ。
なんでこんな勘違いしてかというと… 話が長いので割愛。 ようはうろ覚えが招いた悲劇。
口頭でチケット予約するときは該当題名をハッキリとキッチリと、うやむやなく発注しましょう!

この時点でいきなり新宿-有明の交通ルート計画が音を立てて崩れ去ることになった。 文字通り膝が折れるK3さん。
まだだ! まだ終わらんよ! 即iモードの交通検索を立ち上げリルート開始。

ーー5:16発の山手線に乗れれば、5:40のりんかい線大崎始発に間に合う!
ちょっと交通費が余分にかかる(20円くらい)けどそれだと大丈夫だ。 良かった。
問題は5:00までにこのバスが東京駅に到着できるか…ということ。

「〜〜で休憩した後、このバスは5:30に東京駅に到着する予定です。」
 …終わった_| ̄|○

いきなりの即死トラップを踏み、失意に打ちひしがれたK3を乗せ、夜行バスは東京へ発車する。
□ Intermission
まーその、いきなりトラップは踏んでしまったものの、リカバリーしきれないものではない。  現実を見つめ直しつつリルートしてみると、5:34の京葉線に乗れれば5:56にはビックサイトに到着できる。
予定より5分ほど遅れるが致命傷にはなるまい。 問題は京葉線の始発に遅れるとズレが大きくなり6:04着になってしまうということ。 しかもそちらの確率の方が圧倒的に高いこと。(東京駅の京葉線はすっげー遠いのです)
うん、過ぎてしまったことを悔やんでも仕方ないし、明日は体力使うわけだからここは潔く寝よう! 夜行バスはスキーで散々経験済みだから問題なく寝れるはず

…なのだが、隣の野郎の鼻息が耳について寝つきにくいことこの上ない。
鼻の掃除が出来ていないのかピーピーピーピー 笛のように耳障りな音を立てやがる。
Fate/stay nightにて「セイバーの寝息が気になって眠れない士郎」というシーンが幾度となく展開されたが、あれと同じような状態だ。 心の持ちようは全くの別ベクトルだが
------  Intermission out
□ 逆転始発
2/22 AM4:45
寝たり起きたりをしつつ、もうすぐ5時。 ふと窓の外を見ると巨大なタワー型の建物が目に入る。
…あー六本木ヒルズか… 六本木ヒルズから東京駅って30分以上かかるのかなやっぱり…

などと思いつつもコンタクトや手荷物の点検を始め、目を覚まし、頭の回転率を引き上げていく。
そこで車内アナウンス
「まもなくこのバスは霞が関にて停車いたしますので、降車される方は〜」

……霞が関…? 霞が関といえば地下鉄の入りくんだ大きな駅だったはず。 でも始発電車が早くに動いているとは限らない…待たされることも考えないと… まずは乗り換え検索…
霞が関/営団日比谷線5:00→有楽町/営団有楽線5:19→新木場/りんかい線5:40→国際展示場 5:45着


………
俺は天才だ!(゚Д゚) (偉いのはiモードです)

霞が関で飛び降りるようにバスを降車し、一路霞が関駅へ消えていくK3さん。
営団とか都営とかややこしいんだよ!ヽ(`Д´)ノ とか
有楽町駅の日比谷-有楽線の乗り換えがゲート出たり良くわからないうえに乗り換え時間が4分しかないし、でも乗り換え4分もあったら楽勝だよね☆ と高を括って歩いていたら「有楽線→190m」に驚愕してスクランブルダッシュヽ(`Д´;)ノしたり、新木場に到着したとたん溢れかえる人に圧倒ヽ(`Д´;;)ノされながら、りんかい線始発に間に合うのであった。
□ Intermission
りんかい線新木場駅にはすでに同族がいっぱいいて、電車到着と同時になだれ込んでいたわけだけど、予想外にもみんな座席に座るんだよね。 「しんどいから座るんだよ」と言われそうだが、コイツら始発に乗る割にはその辺のんびりしているというか、K3さん的には全く理解できない。
何故か? 列の先を争うレースであれば、スタートダッシュこそが最も肝要となる。 福男レースでも証明されたように、「いかに他者を差し置いて、自分を前に出すか?」がとても重要になるわけだ。
この場合スタートダッシュのポイントは、国際展示場駅の階段近くのドアに立っていること。 K3さんは階段の場所をしらなかったので、 とりあえずドアのそばに立っていることにした(逆のドアだったけど)
そういうことを含め、始発に乗りながらも奥の方に進んで座るようなやつはレースを拒否したチキン野郎だ。(いいすぎ)
そして、電車は200人ほどのオタクを乗せ、国際展示場駅へ到着することになる。
しかし、2駅260円っつーのは高すぎると思います。>りんかい線。
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□ ビックサイトがあんなに遠いよ兄さん…
レース〜と言ってもどっちの方向がビックサイトかもサッパリわからないうえ、外は真っ暗で何も見えない。 こうなると先行することも出来ないので適当に人の流れを見ながら追随。 ワシントンホテルの向こうにビックサイトが見え始めたところで目標確認。 スパートかけるのもなんなので、テキトーに流す程度にダッシュ。 ゴメン嘘。 それなりの本気で走ってました。
ワシントンホテルを曲り、ビックサイトへの橋へ向かうぜ! 
と思った瞬間現れる人の列。
「ココが最後尾です! 走っても無駄ですよ〜〜」とスタッフの人が人員整理している…

って、 始発で来てんのにこんなに遠いのかよ!

←並んだところからパチリ。 このすぐ右がサンクスです。(撮影は6:16)
□ Intermission
K3さんの居座っていた場所はココ。 サンクスの目の前でした。
ここでイスに座っていた赤い塊がK3さんです。

右が開場時の列の状態。 観覧車前まで伸びて折り返していたらしい…

で、待ち時間なのですが、小イスは必須だと思う。 みんな地べたでよく座れると感心。 たしかにデッドウエイトなんですけど、長時間座ることや、会場内で休憩(イスが取れるとも限らないし、イスが多い休憩所は喫煙所なので行きたくない)もしやすいと、とても使い勝手がイイです。 荷物送る人なら小イスと査収品送ってから会場視察しても良いんじゃないかな。
あとは、ポケットTVでブレイド見たり(これが大きかった。一時間半何もしなくても過ぎていくし) 携帯でぷよぷよしたりと思ったより楽に待ち時間過ごせました。 煎餅屋さんにも発見されたし(笑) しかし携帯ぷよぷよは完成度が高い。
ネットだけで知りあった人と直に会うのは初めてだったので新鮮でした。

〜周りの人と〜 と思ってはいたんですが、目の前のオッサンが(俺より明らかに年上)「うわーすげーきもいー」など繰り返すように独り言を言い続ける香ばしい人だったので遠慮しておきました。 なんだかなあ。自分も同類なのに。(;´Д`)
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□ 燃えるワシントンホテル…の向こう
10時前になり動き始める列。 階段を昇り後ろを振り返ると…
すごいことになってた。(笑)
この時点でカタログ買いに行く人がいるというのもスゴイね。

その後カタログは売りきれたらしいが…
そして列はさらにすすみ、ゆりかもめからの連絡通路前まで来て、振り返ると

火事が起こってた (笑えない)
報道ヘリが飛んでいたので、ワンフェスの熱狂ぶりを伝えるヘリ(テレビでやってたらしいよ)だと思っていたらそうではなく、火事を撮りに来たヘリコプターだったようだ。

大事には至らなかったみたいけど、なんだったんだろう?

うねうねぐるぐる周りながら10:15 会場入り。

ワンダーフェスティバルが始まる。

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