32 「ひよりは、ひよりとして生きていく」
いよいよ劇場版とのつながりが無視できなくなってきた感じです。 劇場版考察を前提に書いてますので、この辺は参照にしてください。
今回は一話の間での話の流れが速く、出てきた新要素とか解けた謎なんかいっぱいあるので、まとめて進めていきます。
まずは・・・
天道の両親の不幸
18年前の回想に出てきたワームは、劇場版に登場したワーム。 一応劇場考察の方では3週目(劇場版のあとの話)にて、誰かがワームの卵と共に35年前に逆行 としているので、このカブトワールドにおいて、18年前にワームが存在している事は、一応こちらの考察範囲内。 だけど、普通にその辺練り歩いてるとは思わなかった。 劇場版の知識が全てとは言いにくいけど、その情報を信じるのであれば、ワームは隕石に乗ってやってきた地球外生物で、地球上で沸いた物ではない。
つまり7年前の隕石後のワームはともかく、18年前に出現したワームは35年前に巻き戻った誰かが管理している物なわけで(ライダー計画始動から17年間野放しとは思えない)、それが誰か、というと加賀美パパと言うことになる。(暫定的だけど)
そこで気になってくるのは、日下部夫婦の事件をパパが知っていたという事実。
ここまで状況証拠が揃ってくると、日下部夫婦にワームを放った黒幕は加賀美パパと言う線が非常に強くなる。 というか、どう見ても黒幕だしな。
ただし、目的が読めない。 読めないと言うか、ある程度の予測は立つもののリアクションを起こしていないので、主目的とは断定しにくいと言うのが本音。
1つ目は天道総司の抹殺。
遠くない未来、障害として現れるのがわかっているので、この時点で抹殺を図った。 がしかし、天道には4週目から5週目に繋げる役どころがあるので、そうそう殺すようには見えない。
2つ目は擬態したワームが産む子供。
この辺はワームの命の定義が曖昧なのでややこしいんだけど、擬態時に妊娠している場合に限り、人間の因子を取り込んだワームを生み出す事ができるとか、そういう事なんじゃないかなあと。
ワーム進化論というか、ワームの能力的にそうやって他の種の遺伝子を取り込み進化していく生物な可能性もある。 そういう意味ではひよりは次世代ワームと言うべき存在なのかもしれない。
それを狙って日下部夫妻に擬態させたわけなので、11年間ものうのうと親子を演じつづけたのもわからない話ではない。 その割りにはひよりを回収するそぶりは見せないんだけどね。
ひよりの正体と出生
この辺はつい上で書いた通り。 出生の謎は偶然なのかワームの本能なのかパパの策略なのかは断定できない。 妊娠した女性が襲われやすいとかいう流れがあったら、ワームの本能的なところも補強できるんだけどさもありなん。 一番疑わしいのはやはりパパの策略なわけだけど、そうなってくるとマスクドライダー計画の要とも言える存在になっちゃうんだろうか?
天道の本当の目的。
本当の目的も何も、天道の戦う理由は「妹を守る」事に他ならず、それが何年何回となく受け継がれてきたわけなんだけど、ワームを全て倒し、ひよりを狙う人間も全て倒す。 と宣言する今の天道には信念を越えて、狂気すら見える。 天道としてはひよりがワームであると言う事は誰にも知られてはいけない秘密だったわけで、それが発覚してしまった今、ひよりを守ることこそが天道の全てとなっている。
正直な所、この手のキャラクターは柔軟性を欠くため、あまり物語の主人公向きじゃないと思うんだけど、ひよりワームの出生にパパが絡んでいた場合、構造的には身内に手をかけた組織に対しての復讐劇の面も出てきて、意外にも平成ライダーの中では一番「仮面ライダー」に近い構図となってくる。
割りとライトなイメージがあっただけに、この辺は意外。
個人的には仮面ライダーってのは「単純な正義の味方」なんじゃなく、「結果的に正義とされたダークヒーロー」が本質だと思うんですよ。 もちろん正義感の強い主人公が多いけど。
それにしてもテンパリ過ぎだ天道。 加賀美に「おまwwおつけつww」言われてるし。
天道とじいやの主張は非常に近い。
たとえその正体が何であれ、自分にとって大切な姿をしていると言う事が一番大事、ということ。 ただ、じいやは神代がいればそれで良いと思ってるのに対し、天道はひより以外の全てのワームを消し、ワームと言う群生の特徴をひより個人の特徴としてしまう事を目的としている。
天道にとって他のワームは、ワームと言うだけでひよりの存在を脅かす「敵」なわけだ。
お芝居
芝居を仕掛けたのは今の天道だと思われる。 ハイパーカブトとは結託はしていないとは思うけど、その行動を折込済みでライダーキックをしている(今の天道がひよりを殺すとは思えない) 前回の接触でハイパーの正体に当たりがついたからこそ出来た芝居なんでしょう。 ある種ハイパーカブトの行動に全てを託した行動とも言っていい。 その天道が自分以外にそれほど信用を置ける人物と言えば、やはり自分以外はいないだろう。 なわけで、おそらくは未来の天道だろうと予測されていたハイパーカブトの正体に裏づけは出来たわけだけど、それなら前回(結果的にとはいえ)神代を救った行動が解せない。
いろいろと諭されて、神代を殺さないという事になってるんだろうか?
おばあちゃんは生きていた
なにげにでっかいサプライズ。 まあ死んでるとも思えなかったけど。 樹花はおばあちゃんの本当の孫か天道同様何処からか引き取られたのどちらかはわからないなあ。 もっとも引き取られてるにせよ本当の孫にせよ、天道がお婆ちゃんに引き取られたのは樹花が生まれる前の話なので、樹花にとっては天道は本当の兄と相違ないと思う。
天道にとっても、ひよりがワームの子として生きてるとは7年前まで思ってもいなかった(というか、母親が妊娠していたなんて理解してないんじゃないか?)ので、樹花を本当の妹として想ってるだろう。
おばあちゃんの存在こそは示されたが、それ以外は依然謎。 まあ教会で話してたところからも、シスターなんじゃないかなあとは思う。 でも語録の数々からも言って、普通のシスターとは思えず、やはりいかついサングラスをかけてハーレーにまたがって登場するんじゃないかとwktk
イメージとしては、ブレイドで一話に登場した剣崎のアパートの大家さんみたいな人。
オレガソバニイル
見た目だけかと思ったら日本語片言で吹いた。 見えないところからパンチ撃ってくるな。
プットオンの意味があるのはガタックくらいか
バルカンに装備チェンジして一掃。 初めからやれよと。
つかいっぱ影山
久々に出てきたらやっぱり使いっ走りでした! 予告で倒れてる三島に手を下したのは影山かと思ったが違うようだ。 確変来ないままに来週カブトに蹴り飛ばされるんだろうか・・・
我が友カガーミン!
別に全てのワームを俺が倒せなくてもいいと思い始めたのかぼっちゃま。
それともカガーミンに関してはおkって感じなんだろうか。 まあ友情においても頂点に立つ男だしな。
乱戦
キャストオフ弾を屈んでかわすシャドウ隊員マジ命がけ。 自分らの隊長の分が混じってるだけに、本気でシャレにならねえ。 加賀美も加賀美で殺す気か! 引きで見たとき、ガタック&サソードはワーム幼虫&ウカ&最近の奴&シャドウと大多数と防衛戦してるせいか、1人向かってくる人がいなくて、とりあえずファイティングポーズとってみてるザビーがえらい不憫。 なにしてんだ影山。
ひよりエリアXへ
ひよりの頭に呼びかけた声は、おそらくワームとしての能力にテレパシーってもんがあるので、その所為だろう。 その声が天道に行ったのは謎。 天道もワームでしたーなオチはあまり感心しないので、その線は外すと、同一存在だからなんか感じたのか、ひよりを中継してテレパシーが来たのかのどちらかだと思う。 うーんひよりの居場所も把握した事を考慮すれば後者かな?
しかし、銃弾を跳ね返すヒロインってのは中々珍しいな。
鉄仮面
その正体は天道総司。 いつの天道かはイマイチ不明だけど、順当に考えると、7年前に隕石を止めた時に捕縛されたと思うべきか。 劇場考察では4から5週目に巻き戻すときに、パパが意図的に天道に巻き戻させた、と予想したんだけど、理由は「より被害の少ない状況でのZECT設立」と「天道総司の捕縛」の二つなんじゃないかと思ってみたり。
そういえばひよりが来る前に、扉の前でニヤニヤしながらハイパーゼクターさすってた三島さんはこの時何処に行ってたんだろうか?
扉の向こう。
海だった。 なんでやねん。
み・・三島さんが・・・死んでる・・・!
と思ったら予告でピンピンしていた。 現状人間体最強と思われる三島がのされるとは誰の仕業なのか。
番組の放映通りの時系列なら鉄仮面はひよりがくるまで縛られてるしなあ。
加賀美パパだったりとかなら「ちょっと面白い。」
次週、パーフェクトハーモニーなあの人が路上のカリスマになって帰ってくる!
キックホッパーの足捌きが華麗だったんだけど、まさかマーク武蔵だったりするのか?
一応The Firstで繋がりあるだろうからありえそうなんだけど、平成ライダーであそこまで足技が華麗な人はいなかったと思うんだが。
話も新展開という感じだし、次週が楽しみですな。 |